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HIPHOPチームDruk Generation リーダーの葛藤


今日もブータンのHIPHOPチームDruk Generation の取材をさせてもらった。

写真はチームリーダーのChoklay(チョクレイ)。

15人いるチームメンバーにいつも声をかけ日々練習を積み重ね、1年に一度のHIPHOPイベント"GOKAB"のダンスバトルで、チームを2年連続優勝に導いた。

チームみんなから慕われる彼の人間性に、ぼくも惚れ込んだ。

ぼくの取材も彼なしでは絶対に成立しない。

そんな彼からも時々、弱音が出てくる。

彼の悩みは父親だ。

日々努力を積み重ね、HIPHOPダンスでブータン1になっても、父親は認めてくれない。

「ダンスをやめないなら家から出ていけ。将来役に立たないことやってないで、もっと勉強していい仕事につけ」

その言葉が頭を離れないと言う。

ブータンでは親はブッダ以上の存在と信じる人が多く、誰もが親孝行をしたいと願う。

しかし、親の願うような自分になれないChoklayは罪悪感を抱きながら、必死に大好きなHIPHOPを続けようとしていた。

「毎年、仲間がHIPHOPを諦めていきます。人生は思うようにいかない。苦しいですね」

ブータンの多くのヒップホッパー達は社会から認められない葛藤を抱えながら、もがいている。

そんな姿に共感したからこそ、彼らのことを多くの人へ伝えたいと思っている。

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