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  • 関健作

写真展 2:16.22 -その記録の向こう側-


*The English text in Bellow 11月29日から写真展を開催します。 今回の展示はアスリートの記録と記憶をテーマにしています。 彼らが抱える孤独や葛藤、彼らに宿る未分化のものを視覚化する試みをしました。 かつて陸上競技選手だった私にとって想いがのった作品です。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 SPECIAL EDITION TOKYOGRAPHIE 2019 関 健作 写真展 2:16.22 -その記録の向こう側-

タイム(=記録)とは競技者の名刺である。

数字は無味乾燥で端的なものだ。だからこそ、その向こう側にある汗にまみれた膨大な物語との乖離に違和感を覚える。

2時間16分22秒。東京オリンピックのマラソン競技で銅メダルを獲得した円谷幸吉の記録だ。彼は栄光を掴み一躍時の人となったが、その後27歳という若さで自ら命を絶つことになる。記録は彼にとって栄光の象徴と同時に、次の瞬間には超えなければいけない目標へと変化した。数字は目に見えない巨大な壁として立ちはだかり、大きな絶望と孤独を彼にもたらしたのかもしれない。

今回「走る」という行為に人生をかけ、自分の記録と対峙し続けた5人のアスリートたちを取材した。痛みと共存し続けた長距離ランナー、痙攣の不安を抱えたスプリンター、国民の期待に応えることができず、弱い自分と邂逅してしまうハードラー、オリンピックのメダリストとなり人間関係に苦悩するスプリンター、コーチに依存し自分を見失っていくハードラー。インタビューを元に、その記録の向こう側で彼らが見たものの視覚化を試みた。

かつて数字と向き合い苦悩した一人の陸上競技選手だった私が、このプロジェクトを進めるということは、繊細にからまった数字と記憶の糸をほぐしていく作業でもあった。

写真展に登場するアスリートのプロフィール:

為末 大 1978年 広島県出身。世界陸上男子400mハードルで、2回銅メダルを獲得。

オリンピックはシドニー、アテネ、北京と3大会連続で出場。

男子400mハードルの日本記録保持者(2019年10月現在)

現在は、Sports×Technologyに関するプロジェクトを行う株式会社Deportare Partnersの代表を務める。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。

高平 慎士

1984年 北海道出身の陸上競技選手。富士通陸上競技部所属。

オリンピックはアテネ、北京、ロンドンと3大会連続で出場。

2008年の北京オリンピックでは、4×100mリレーで銅メダルを獲得。(2017年にジャマイカチームの失格により銀メダルに繰上げとなった。)

日本選手権男子200mで5回優勝。

現在は、陸上競技の普及活動や解説など幅広く活動している。

長谷川 清勝

1983年 岩手県出身。元実業団長距離ランナー。順天堂大学からJR東日本ランニングチームへ。

大学時、箱根駅伝に3年連続で出場。

2005年 千葉マリンハーフマラソン優勝、2011年サロマ湖100kmウルトラマラソン優勝。2015年青梅マラソン・30km優勝。2017年に現役を引退した。

菅野 優太

1980年 千葉県出身。元プロ陸上競技選手。

日本選手権男子100mで8回決勝へ進出、最高順位は3位。

2002年アジア選手権男子100m日本代表。

2008年に現役を引退。

現在は、陸上教室を立ち上げ、子どもたちの育成に力を注いでいる。

石塚 晴子

1997年 大阪府出身。現役の陸上競技選手。

女子400mハードルのU20日本記録保持者(2019年10月現在) 2015年のインターハイで女子400m、400mハードル、4×400mリレーで優勝し、女子MVPを獲得。

2015年世界陸上北京大会の女子4×400mリレーの日本代表。

2016年 アジアジュニア選手権400mハードル優勝、世界U20選手権出場。

現在は、実業団に所属し、練習に取り組んでいる。

円谷幸吉

1940年福島県須賀川市出身。元長距離走・マラソンランナー、陸上自衛官。

1964年東京オリンピックに出場し、銅メダルを獲得。 周囲からメキシコオリンピックでのメダル獲得を期待されるが、腰痛やアキレス腱の故障など結果が振るわなかった。

1968年家族への遺書を残し、自衛隊体育学校の自室で自らの命を絶った。

企画展名:KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 SPECIAL EDITION TOKYOGRAPHIE 2019

開催期間:2019年11月29日(金)~2019年12月12日(木)

開館時間:10:00~19:00 (最終日は14:00まで 入場は閉館10分前まで)

会期中無休 会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) スペース1

〒107-0052 東京都港区赤坂 9 丁目 7 番 3 号(東京ミッドタウン・ウエスト)

TEL 03-6271-3350 

入場料:無料 ※ 企業メセナとして実施しており、より多くの方に楽しんでいただくために入場無料にしております。

主催:富士フイルム株式会社 / ビー・エム・ダブリュー株式会社 / 一般社団法人 KYOTOGRAPHIE ​

【写真展併催イベント】 ■関 健作×為末 大 トークイベント 「アスリートの記録と記憶」 2019年11月30日(土) 10:30~11:30

元陸上競技選手の為末 大氏をお招きし、作品を交えながらアスリートの内面を言語化しようと試みるトークイベントです。 このプロジェクトの経緯、作り上げていく中でぶつかった課題、作品に出てくる5人のアスリートの記憶を掘り下げていきます。

会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 2F 特設会場

お申し込みはこちらから: https://fm.fujifilm.jp/form/pub/sen/square201912event?_

富士フィルム写真展webページ: http://fujifilmsquare.jp/detail/1911290123.html facebookページ: https://www.facebook.com/events/2419914581657881/ ​ 私は下記の日程で在廊予定です。

11月29日(金)

11月30日(土)※トークイベント

12月1日(日)

12月2日(月)

12月4日(水)

12月6日(金)

12月7日(土)

12月8日(日)

12月9日(月)

12月12日(木) ​

写真展を開催するにあたって、ご協力くださったみなさま。

京都国際写真祭 様

富士フイルム株式会社 様

須賀川市 円谷幸吉メモリアルホール 様

Reminders Photography Stronghold 後藤由美 様

トゥーン・ファン・デル・ハイデン 様

サンドラ・ファン・デル・ドゥーレン 様

為末大 様

高平慎士 様

菅野優太 様

長谷川清勝 様

石塚晴子 様

大西正裕 様

大久保公彦 様

草野誓也 様

江口直宏 様

ご協力ありがとうございました。

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I will hold a photo exhibition at FUJIFILM SQUARE in Roppongi from 29th Nobember 2019.

KYOTOGRAPHIE SPECIAL EDITION TOKYOGRAPHIE 2019

Kensaku Seki photo exhibition

2:16.22 —the other side of the record ​

“A record time is the athlete’s calling card.

Numbers are dry blips, totally separate from the grand tales of sweat and strain behind the scenes.

2 hours 16 minutes 22 seconds, was the marathon record of 1964 Tokyo Olympic bronze medalist Kōkichi Tsuburaya. He grabbed a moment’s glory, then tragically ended his life at the young age of 27. The record that symbolized his glory suddenly became a goal he had to transcend. The numbers formed an insurmountable barrier, forcing him into isolation and despair.

This exhibition looks at five athletes who stake their lives on the act of running and the on-going fight to set records. A long distance runner coexisting with pain, a sprinter beset by convulsive anxieties, a hurdler unable to face up to popular expectations, a sprinter whose relationships suffered when he became Olympic medalist, a hurdler emotionally dependent on her coach. Based on interviews, I try to visualize the other side of winning. As a former track and field athlete who used to challenge records, this project is an effort to untangle fine strands of memory caught up in numbers.

EventTitle: KYOTOGRAPHIE Kyoto International Photo Festival SPECIAL EDITION TOKYOGRAPHIE 2019 Period: November 29, 2019 (Friday) to December 12, 2019 (Thursday) Opening hours: 10: 00-19: 00 (Last day until 14:00 Admission is 10 minutes before closing) Open all day Venue: FUJIFILM SQUARE Space 1 Akasaka 9 - chome 7, 3 Akasaka Minato - ku, Tokyo 107 - 0052 (Tokyo Midtown West) TEL 03-6271-3350 Admission: Free * As a corporate mesena, admission is free for more people to enjoy. Organizer: FUJIFILM Corporation / BMW Co., Ltd./KYOTOGRAPHIE

[Talk event] Kensaku Seki × Dai Tamesue “Recording and Memory of Athlete” November 30, 2019 (Sat) 10: 30-11: 30 Sign up here: https://fm.fujifilm.jp/form/pub/sen/square201912event?_ FUJIFILM web page: http://fujifilmsquare.jp/detail/1911290123.html ​ facebook page: https://www.facebook.com/events/2419914581657881/ My Arrival Day :

November 29 (Friday)

November 30 (Sat) * Talk event

December 1 (Sun)

December 2 (Mon)

December 4 (Wed)

December 6 (Fri)

December 7 (Sat)

December 8 (Sun)

December 9 (Mon)

December 12 (Thu)

Special thanks:

KYOTOGRAPHIE

FUJIFILM Corporation

Sukagawa City Kōkichi Tsuburaya Memorial Hall

Yumi Goto of Reminders Photography Stronghold

Teun van der Heijden

Sandra van der Doelen

Dai Tamesue

Shinji Takahira

Yuta Kanno

Kiyokastu Hasegawa

Haruko Ishizuka

Masahiro Onishi

Kimihiko Okubo

Seiya Kusano

Naohiro Eguchi Thank you so much!

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