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  • 関健作

日本に足りないのは「interact」だ。


写真:先日のブータンツアーで出会った物怖じしない少女・ガーペル小中学校で・Bhutan2015

NikonD800

Sigma 50mm F1.4 DG HSM

日本に足りないのは「interact」だ。

本日、日本の大学院に1年間留学しているブータン人女性のPalden Tsheringさんと話をする機会があった。

今年10月からPaldenさんが所属する大学院に僕の友達(ブータン人)が入学することになり、使わなくなった教科書を譲り受けにいったのだ。

Paldenさんとは初対面だったけど、ブータンの「ノリ」ですぐに仲良くなり小一時間いろいろな話をしてくれた。

※多くのブータン人はかなりフレンドリー。

ブータン人の視点からみた日本を聞くのは興味深かった。

彼女は1年間日本に住み、日本が大好きになったという。

日本の食事は何を食べても美味しい。特にラーメンはダントツで美味しく、今では一番のお気に入りになったとか。

ショッピングはクオリティの高いものが何でも揃うし、経済も科学も発展していて学べることがたくさんある。

とにかく日本のことを大絶賛してくれた。

ただ、彼女は1つだけ日本のことを指摘した。

「interactが足りない・・・」と。

interact【動詞】

相互に作用する, 〔…と〕互いに影響し合う, ふれ合う〔with〕, 交流する,情報を交換する。

彼女は日本にきてもっと友達を作りたかったと語った。

オープンに話しかけても、多くの日本人は恥ずかしがり接触を好まない。

気を使い踏み込んだ会話をしてくれないし、忙しそうで入りこむ隙間がない。

そんな印象をもったそうだ。

たしかに多くの日本人は外国人とのコミュニケーションを遠慮する。

伝わらなかったらどうしよう、完璧なセンテンスを言えなかったらどうしよう、発音が違かったらどうしよう、気まずくなったらどうしよう。

いらない心配ばかりして、コミュニケーションを恐れてしまいがち。

日本人同士だとしても、気を使う。 人の気持ちの裏の裏の裏くらいまで考え、無駄な距離をつくってしまう。 それが日本の美徳なのかもしれないけど、外国の人にとっては重苦しい無駄な壁と捉えられてしまう。

ブータンではその日にあったことは友達や家族と分かち合う。 良いことでも、悪いことでも。

とにかく人と接する時間が多い。一番の娯楽は人とのコミュニケーションなのだ。

ブータンは山国だし多民族国家。だからブータン人同士でも言葉が通じないことがある。

学校に入学してまずぶち当たるのが言葉の壁。出身の村、家族によって言葉が違うからだ。

言葉が違えどコミュニケーションを取り、相手の言っていることを理解しようとする。

コミュニケーションを通して友達の言語と文化を学んでいくのだ。

彼らにとって言葉の壁は当たり前。

いろいろな人と交流し、多くの失敗を重ねながら人との理解を深めるのがブータン人なのだ。

だからPaldenさんは言った。

「私はもっと日本人と語りあいたかった。語らないとお互いに分かり合えないし、理解も深まらないから。もっともっとinteractがしたかった。それだけが心残り・・・」

もしも、日本でブータン人に出会ったときはぜひ一歩踏み込んだコミュニケーションをしてみてほしい。

迷惑なんじゃ、とか考えないでほしい。

気を使わない「interact」を彼らは望んでいる。

てか、それが彼らの普通のコミュニケーションなのだから。

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9月のブータンイベントです↓

川の間七大陸食堂第3回

《ブータン 笑顔はじける唐辛子料理》

日時:2015年 9月13日(日)18時半~20時半(18時15分受付開始)

会場:cafe zakka gallery aireameno(アイレ アメノ)東京都葛飾区堀切4-9-7-3F

詳しくはこちらから:

https://www.facebook.com/events/1632627537005242/?__mref=message

「幸せ」「生きがい」って何だ? 冒険家と先生が出会った世界の人々 

-冒険サイクリスト西川昌徳×写真家関健作-

日程:2015年9月26日(土)14:00~16:00 (13:30開場)

場所:モンベル渋谷店 5Fサロン

詳しくはこちらから:

http://www.earthride.jp/0926talk/

#ブータン

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